正しい箸使いの為に箸選びは重要です。
箸選びのポイント
・長さ
・太さ
・素材

1.自分の手にピッタリサイズの長さのお箸とは

お子様の正しいお箸使いのためにも、手の大きさに合った長さのお箸をお選びいただくことが大切です。
持ちやすい箸の長さの選び方

親指と人差し指を直角に開いた時、親指の先端から人差し指の先端までの長さを一咫(ひとあた)と言い、その1.5倍の一咫半の長さが一番使いやすい長さと言われています。

小さなお子様はうまく測れないこともありますので、その場合は身長×0,15又は足のサイズ(素足)靴サイズー2cmも目安になります。お子様の身長の15%や足のサイズも目安になります。

例として私の孫3歳3か月は、14cmのお箸を使っています。
一咫 約9.5cm×1.5=14.25
身長 約97cm×0.15=14.55
足のサイズ 約14.7cm 靴サイズ 15.5cm
靴のサイズから算出される方は、マイナス1cmが目安です。
大人から見ると少し短いように感じるかもしれませんが、箸を上手に使えないお子様は、少し短めのサイズをお勧めしております。

お子様の成長に合わせて服や靴を買い替えるようにお子様のお箸も買い替えてください。
靴のサイズが変わったときに箸サイズを見直して頂きたいと思います。

2.持ちやすい太さ、形、重さ

手の大きさや指の太さ、箸の持ち方が上手な人、ちょっと苦手な人と使う方によって違ってきます。
お箸は、洋服を試着するよう実際に手に取って持ち味を確かめて購入致しましょう。
箸使いが苦手な方は、まず三角形のお箸で練習をすることをお勧めしております。
上手に持てるようになりましたら、鉛筆と同じ六角形もお勧めです。

3.素材の種類(塗り箸・木箸漆塗り:)

高価な漆塗りの箸は、何度も漆を塗り重ねているため表面に汚れが付きにくく、丈夫です。
産地によっては、模様や絵柄が美しく長く使える箸です。
漆塗りの箸は、メンテナンス(漆の塗り直し)が出来ます。
漆は急激な温度変化に弱いため、食洗機にはお使いいただけません。

合成塗料塗り:
一般的に、市販されているお箸の塗料は、エポキシ系塗料、アクリル塗料、ポリエステル系塗料などほぼ全て原油から合成されています。
お箸は、毎日使い知らず知らずのうちに塗料がはがれ落ちてきます。
特に小さいお子様は、箸先を噛んだりしますので、剥がれ落ちた塗料が微量ですが体内に取り込まれてしまいますので、私達はお勧めしておりません。

木箸:
木の質感を楽しみ、ぬくもりを感じることのできる箸です。
木の素材も形も豊富なので、選ぶ楽しみもあります。
木は長時間に水に浸し水分を含むと変形や反りが出る場合もあります。
食洗器にはご使用いただけません。早く乾燥させることが重要です。

「みんなのお箸プロジェクト」のこだわりで オリジナルの子ども用箸『Sunao』ができました

NPO法人「みんなのお箸プロジェクト」では、楽しみながら日本文化である箸に興味を持ち、正しい箸の持ち方を覚えるワークショップを開催していますが、
その実践の中で生まれた 理想的な箸を「Sunao」として製造販売開始しました。

オリジナル 子ども用天然木三角箸『Sunao』について