「子供たちに正しい箸使いを」

お箸を正しく持てないと、食べものが食べにくいだけでなく、「食べている姿が美しくない」、「躾や育ちが良くないと思われる」等のマイナス面もあります。また、お箸を正しく使うことで、「手先・指先が器用になる」、「手先の繊細な運動により、神経や脳の発達が促される」という説もあります。

いま、お箸を正しく持てない子供たちが増えています。子供たちが悪いのではなく、周囲の大人たちが丁寧に教えていないことが原因です。お箸を正しく持つというのは、一見、些細なことのようですが、「どこに出ても、誰の前で食事をしても、恥をかくことがない」という一生の財産を、子供たちに身につけさせるということなのです。毎日の食事の中で、根気強く指導を続けていただきたいと思います。

「みんなのお箸プロジェクト」は、正しい箸遣いの指導をはじめ、お箸の選び方・お箸の歴史や文化・和食の伝統や文化・食のマナー等を次の世代に伝えていくことを目的とし、様々なワークショップやセミナーを開催しています。

あわせて、子供たちが正しく箸を持つために必要な手に合ったサイズの使用が必要であることの周知を強化して進めていきます。

「日本の箸」を通じて、みんながつながる仕組みづくりを

手作りお箸のワークショップでは、子どもさんやお母さんたちに多く参加いただいていますが、
シニア男性や女性の方で『箸職人』として活躍してくださる方を募集し、箸づくりの技術を身につけ、「箸づくり」のワークショップなどで子供たちや地域の方たちと交流の場で活躍していただいています。

    
 
箸作り職人として活躍くださる、シニアの男性・女性を募集しています。
箸作り職人として活躍くださる、シニアの男性・女性の募集について

【ビジョン】
核家族の増加など社会構造の変化により、箸文化が子供たちに継承しにくい現状を変革し、全ての日本国民が当たり前のようにお箸が使えることを目指します。また、お作り体験を通して多世代の交流を深め、心豊かな子供の育成と地域の活性化を図ります。合わせて、子供たちが正しくお箸を持つために必要な、手の大きさに合ったサイズのお箸の必要性の周知も進めていきます。

【SDGsへの取り組み】
SDGsとは、2015年の国連総会において採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことで、17のグローバル目標と169のターゲット(達成基準)が策定されました。私達は、その中の「2030年までに、有害化学物質、 ならびに大気、水質及び土壌の汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる」というターゲットに取り組んでいます。毎日使うお箸から体内に有害物質を取り込むことのないよう、お箸に使用する木材は漂白剤などの薬剤に浸け込んでいないものを、箸の仕上げに使うワックスは、揮発性有害物質を一切使用しない食品用植物成分100%のものを使用しています。

 

みんなのお箸プロジェクト 団体紹介動画