お箸のはなし
どうして「はし」っていうの?
いろいろな 言い伝えがありますが、いくつかご紹介します。
鳥のくちばし説
鳥がくちばしで器用に食べ物を摘まむ様子に似ていることから、くちばしの「ばし」が「はし」になりました。
やまとことば説
日本には、一つの音で意味をあらわすやまとことばがありました。
「ハ」という音と「シ」という音の組み合わせ。
「ハ」は、物の両端、物と物との境目。
「シ」は、物をつなぎ止めるという意味があり、食べ物と私たちを繋ぐ、橋渡しするという意味が込められています。
神木説
神様や人の命が宿るとされている「柱」から、箸は小さな二本の柱であり、使う人の魂が宿ると考えられて、「はしら」が「はし」になりました。
折箸説
中国から日本の箸が伝わってくる前の日本のお箸は、竹を半分に折り曲げたピンセットのような形をしたお箸でした。端と端を合わせて食べ物を摘まむことから「はし」になりました。