7月27日、神奈川県相模原市の「りとせ橋本こども園」にて、子ども未病対策プログラムの箸講習を実施しました。
今回は、年長児15名、年中児12名の計27名と、保育士4名の皆様にご参加いただきました。
担当講師は、箸育インストラクターの加藤いずみ、加藤勢津子です。
橋本駅から徒歩10分ほどの住宅街にある静かな環境の園で、元気いっぱいの子どもたちが待っていてくれました。
まずは身体を整えることから
みんなのお箸プロジェクトのお箸講習は、いきなりお箸を持つことから始めるのではありません。
まずは身体をほぐす準備体操からスタート。
続いて「ガチャガチャ体操」で身体を動かし、良い姿勢を作ってから、その姿勢を意識して椅子に座ります。
着席後も改めて姿勢を整え、じゃんけん遊びで楽しく指を動かしながら、お箸を持つために大切な3本の指「お箸ピース」を確認しました。
鉛筆からお箸へ
次は、お箸を1本だけ持って鉛筆の持ち方を確認します。
正しく持てているかを確認しながら、数字の「1」を書く練習をしました。
鉛筆とお箸は、使う指の動きに共通するところがあります。
鉛筆の持ち方を確認した後は2本のお箸を持ち、下のお箸は動かさず、上のお箸だけを動かす練習へと進みました。
最後は、子どもたちにも人気のお箸の練習曲に合わせて練習です。
一度終わると「もう一回!」とリクエストがあり、なんと3回も繰り返して練習しました。
楽しみながら一生懸命お箸を動かす子どもたちの姿が、とても印象的でした。
日頃からお箸に親しんでいる子どもたち
今回特に印象に残ったのは、子どもたちの姿勢とお箸の使い方です。
体幹がしっかりしているお子さんが多く、握り箸をしている子も見られませんでした。
その理由は、講習が終わった後の様子からも感じることができました。
帰り支度をしていると、子どもたちの前にはコットンボールを入れた器が用意され、早速、お箸を使って別の器へ移す練習が始まりました。
子どもたちは慣れた様子で取り組み、3本の指をうまく動かせない子には、保育士の先生がそばについて一人ひとり丁寧に声を掛けていました。
園には、四角いお箸や滑り止めの付いたお箸など、子どもたちの発達に合わせたさまざまな教材も用意されていました。
日頃から園全体でお箸の練習に取り組まれていることが伝わってきました。
毎日の積み重ねを大切に
お箸の持ち方は、一度の講習だけで身につくものではありません。
身体を整え、指を動かし、鉛筆を持ち、そしてお箸へ。
子どもたちの発達に合わせながら、一つひとつ段階を踏んで練習していくことが大切です。
今回の講習で学んだことを、先生方と一緒に毎日の生活の中で楽しく続けていただけたら嬉しく思います。
そして、子どもたちが成長していく中で、自分の身体に合った美しい箸遣いを少しずつ身につけていってほしいと願っています。





この記事を書いた人
加藤 勢津子
(Setsukko Kato)
NPO法人みんなのお箸プロジェクト認定
箸育インストラクター
農林水産省認定 和食文化継承リーダー
装道礼法きもの学院 和装・礼法講師・着付師
講師紹介ページ

NPO法人みんなのお箸プロジェクトでは、「お箸の持ち方講座」や楽しい「自分の箸づくりワークショップ」の実施を通じて、世代を越えてつながりあい、和文化を知り、食との向き合い方や食事の作法を伝えていく活動をしています。
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