7月25日、滋賀県甲賀市役所別館にて開催された「夏休み 親子で仕込む おから味噌教室」で、甲賀市から依頼を受け、おから味噌づくりの講師を務めました。
講師は、農林水産省認定 和食文化継承リーダーの平沼芳彩、奥元優結が担当しました。
今回は午前・午後の2回開催となり、各回15組の親子が参加し、合計57個のおから味噌を仕込みました。
発酵について学ぶ
講座の前半では、甲賀市の管理栄養士より「減塩」と「お塩」についてのお話がありました。
続いて、おから味噌づくりを通して、菌には人にとって良い働きをする「発酵」と、食べ物を傷めてしまう「腐敗」があることを学びました。
紙芝居「おからちゃんと麹くん」では、講師と甲賀市職員の4人が役を分担して熱演。
子どもたちも保護者の皆さんも、最後まで楽しみながら熱心に耳を傾けてくださいました。
滋賀県の恵みでおから味噌づくり
今回使用した材料は、地元・滋賀県の恵みが詰まった食材です。
おからは、滋賀県産大豆を使って作られた豆腐のおからを使用しました。
また、麹は、江戸時代から180年以上続く老舗「糀屋吉右衛門」の近江米を使用した米麹です。
地域で育まれた食材を使いながら、おから味噌づくりに挑戦しました。
仕込みは、まず麹と塩をよく混ぜ、おからと豆乳を加えてさらにしっかり混ぜ合わせます。
目安となるのは「耳たぶくらいのやわらかさ」。
その状態になったらラミジップへ詰め、空気をしっかり抜いて仕込み完了です。
「耳たぶくらい」の固さに調整することや、ラミジップの空気を抜く作業は少し難しそうでしたが、
「おいしくなあれ。」
と声を掛け合いながら、親子で力を合わせて最後まで頑張る姿がとても印象的でした。
完成したおから味噌には、それぞれ思い思いの名前を付け、子どもたちは満足そうな笑顔で見せてくれました。
「早く食べたい!」
「おいしくできますように。」
そんな声も聞かれ、発酵が進んだ1~2か月後に味わえる日を、親子で楽しみにしている様子でした。
地元の食材と「もったいない」の心を未来へ
おから味噌は、大豆から作る一般的な味噌に比べて手軽に仕込むことができます。火を使わずに作れるため、低学年のお子様でも安心して取り組むことができます。また、ご家庭でも気軽に楽しめることが魅力の一つです。
本来なら捨てられてしまうこともあるおからを活用することで、食品ロスの削減にもつながります。
地元の食材を使って仕込んだおから味噌は、地域の恵みへの感謝と、食べ物を無駄にしない「もったいない」の心を育んでくれます。
この体験をきっかけに、ご家庭でも食べ物を大切にする気持ちや、「もったいない」の心、そして環境にやさしい暮らしについて話し合う機会になれば嬉しく思います。
この記事を書いた人

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